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ワンポイントビジネス英会話(2)「挨拶後本題に入る前に」

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

23/05/18

今日は前回の初めて会う人との挨拶を受けて、その次に語ることをやってみたいと思います。いわば挨拶を終わって本題に入る前のアイスブレイキングの一言です。

アイスブレイキングとは雑談というか、たわいもない会話をしてから本題に入るということで、万国共通です。アイスブレイクというのは「氷を溶かす」という意味ですけれど、お互いの緊張をほぐすというイメージです。今日は相手の方が我が社を訪問してきて、しかも外国から訪ねてきた方で、英語でやり取りをするという場面を考えたいと思います。

前回、挨拶のシーンをしましたけれど、それが終わった後、このアイスブレイキングの表現に入ります。大抵日本語でも遠方から来た人がいれば「ご旅行はいかがでしたか?」みたいなことは聞きますよね。「お疲れじゃないですか?」とかそういう感じのことです。英語もそれでいきましょう。それで"How was your flight to Japan? "という表現を用意しました。飛行機に乗ってきたことを"flight"と言っています。この場合"flight"は"fl"ですが"fr"にすると意味が変わってしまうので気をつけましょう。

"How was your flight to Japan? "と言われた人はどう返すか。本当にクタクタだったらクタクタと言ってもいいです。ここでは日本語的には「ええ、まあ良かったのですが、ちょっと時差ボケが。」というような当たり障りのない言い方を紹介します。「概ね快適でしたが。」"It was basically comfortable, but~"と続いて"but"の後が来ます。基本的には"comfortable"でしたが、その後に時差ボケがきます。"but I still have jet lag a little bit."ということで、"jet lag"というのが時差ボケという意味です。"jet"はジェット機のジェットで、"lag"は元々「遅れていること」という意味なので、飛行機に乗って時間が遅れるという意味で"jet lag"と言います。

「今ちょっと時差ボケがありますね。」と言われたときに「ああ、それはお疲れ様でした。」みたいな一言を言いたい時は"Then, You must be tired." でどうでしょう。「それならきっとお疲れなんじゃないですか?」と。これは他にも色々な言い方があります。「時差ボケがあるでしょう?」と言われて私が用意したのは「そうでしょうね。」という言い方です。見かけが疲れているように見えたりしたのだと思いますが、"You must be tired. "でも良いし、"You look tired." 「ああ、疲れてみえますね」というふうに言ってもいいです。私が元々オリジナルで用意していた"I bet you do."は英語らしい表現です。"bet"は賭けるという意味です。賭け事の賭ける、です。"you do"の"do"はこの場合、"have jet lag a little bit"まだ少し時差ボケ状態である、というのを指していて、それに私は賭けます、きっとこうでしょうという意味です。

「それならちょっと今日は早目に切り上げましょうね」ということで、"Let's finish our business talk as soon as possible."と加えてみます。"I bet you do. Let's finish our business talk as soon as possible."という表現を用意しました。それに対する返事として「ご配慮ありがとうございます、それはどうも。」という表現、"Thanks for your kind consideration."これは丁寧すぎるかもしれません。"Thanks very much."で十分ですが、ちょっとフォーマルな表現を用意しました。"consideration"は配慮です。それに"kind"を付けて少し強めているということです。

そろそろ本題に入りましょうということで、本題に切り替えるときの表現です。先程ビジネストークと言ったので、「ではビジネスの話に移りましょうか。」ということです。移るという表現は"move on to ~"と言います。今日はもう少し英語らしい表現を紹介します。"get down to~"、「~に取り掛かりましょうか」という表現です。"get"と"down"でどうして取り掛かるになるかわからないと思いますが、そこが熟語で英語の感覚です。"OK. Shall we get down to business?" と言って、その答え、答えはもう"Yes."でいいです。"Sure."でもいいし、"Yes. Let's."でもいいです。

今日のまとめ:
今日は挨拶の後、本題に入る前のアイスブレイキングの表現ということで、ペアを組んで練習をしてみました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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