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英国における異文化(46):「ハリー・ポッター・スタジオ」

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

20/10/14

英国における異文化のシリーズですが、ここのところロンドン地区とそれ以外の地区を交互にお話をしています。今回はロンドンの周辺で有名なハリー・ポッター・スタジオのお話をさせていただきます。

最近では映画が終わってかなり経つので、映画を見ていないという人もかなりいらっしゃいます。日本でもこれに類したものを作るという計画があるようなのですが、原作者は皆さんもご存知の通りJ・K・ローリングというスコットランドの方です。ハリー・ポッターシリーズは色々な所に縁の地がありますが、何といってもハリー・ポッターの関係で一番の観光地と言えばここハリー・ポッター・スタジオです。ロンドンから電車で少し時間がかかるところで、どうしても丸一日は時間が必要な場所と覚えておいていただければと思います。とても1時間や2時間で終わらせるような所ではありません。

正式な名称は「Warner Bros. Harry Potter Studio Tour」といいます。完全予約制で、勿論コロナの前からずっと予約制でした。入場時に15分刻みくらいで時間が指定されていて、同じ時間の人達が集まってきて時間になると中に招じ入れられて、そこからツアー的に少しコンダクターが説明して、最初の部屋に案内され、その後は三々五々好きなように廻るという形になっています。先程ロンドンから少し時間がかかると申しましたが、電車で1時間、そこから連絡バスで7、8分でしょうか、ロンドンからの移動だけでも時間がかかりますが、とにかく中が広く、ハリー・ポッター好きな人は食らいついて涎を流している間にどんどん時間が経ってしまうという、とんでもない所です。

映画に出てきたあのアイテムこのアイテム、それからいわゆる特殊メイクとか色々な物が置いてあって、細かい所を見ていちいち注目している間にどんどん時間が経ってしまいます。実利的な事を少し先にお話しますと、どの位の熱を持っているかが人によって違うと思うので、グループで行った時には、早々と引き上げてくる人と最後まで粘る人がいてバラバラだとすごく大変です。行く時には同じ位の熱量を持っている人と行くのがいいだろうなと思います。私の学生さんが、安く上げようとコインロッカーにみんなの荷物を押し込めたらしいです。けれどその中で、ハリー・ポッター・スタジオから早く帰りたい人といつまでもいたい人がいたらしく、ロッカーをなかなか開けられずに、大変な目に遭い困ったという話があります。ですが、私の感じではごく普通の興味の人でも3時間はかかります。マニアの人は1日かかるので、ここでロンドン見学のペースを崩してしまうという人が多いのではないかと思います。

それから見学を待っている間に、お土産屋さんで大量に物を買う人がいますが、これは避けた方がいいです。一杯になったお土産を持ちながら見学するのは大変なので、お土産を買うのは最後にしましょう。ここは撮影をしたスタジオやセットなどがたくさん残っています。それが何十シーンもあり、細かい所を見ていくと、映画では見えなかったけれども実際はこうなっていたのか、という所がたくさんあるので、本当に「一つ一つ見ないと勿体ない!」と思ったら3時間では絶対足りません。

非常にマニアックな情報ですが、朝一で行くと、最初の辺りから少しずつ少しずつ順に奥の部屋の鍵を開けてもらう事になります。そうすると朝一で行ってとにかく駆け足でいいから、ザッとみておしまい、でいいという人もいると思いますが、ザッとみておしまいにする人は、朝一だとなかなか先が開かないので昼前より後の方がいいと思います。こういう事は施設のホームページを見てもあまり書いていないので、実際に行った人に色々聞いてみると失敗しなくて済むだろうと思います。

ハリー・ポッターのロケに使ったもの、セットとして使ったものというのを見せてエンターテイメントにするのは、これが初めてではないかもしれませんが、ハリー・ポッター・スタジオはいわゆる「ロケ地巡り」から延長した発想だろうと思います。映画で収益を上げて、その後その残った物でも収益を上げられるということは非常に素晴らしいことなので、見る側も喜び、作った側も後でも収入を上げられるというWin-Winな仕組みになっていると思います。

因みに、私が行ってみて一番のお気に入りのスポットを挙げるとするならば、階段が動くところです。ハリー・ポッターの第1話でホグワーツ魔法学校の中の階段がグーッと動き、まさに生きているような感じです。それが見られるので「うわぁ」と思いました。ただ、博物館と同じで展示が少しずつ入れ替わるようで、例えば最近はホグワーツ急行が展示されているそうですが、私が行った時はまだ無くて、その辺りもリピーターを集めるためという感じはします。やはり展示内容も少しずつ変わっていくようです。人から聞いて「あれがあった」といっても、もしかしたらもう無くなっているかもしれないので、その辺りは行ってみてのお楽しみ、という所だろうと思います。このようなタイプのエンターテイメントの作り方はとても上手だと思います。アトラクションの中での人の楽しませ方も「なるほどこうやればいいのか」という発見がたくさんあって、映画の世界を楽しむ以上に面白いです。

今日のまとめ:
ロンドンに行ったら少し遠いですが、ハリー・ポッター・スタジオツアーをぜひ一日かけて楽しんでみてください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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