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「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」より①

福田亮 組織行動とリーダーシップ

20/04/29

今日は、『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』という本の中に書かれている「ポジティビティ」(ポジティブという感覚)のエッセンスについてご紹介します。

まずは、「ポジティブな捉え方」と「ネガティブな捉え方」を体感していただきます。
これからある状況をお話しします。その時に、まずは徹底的に「ネガティブな気持ち」になって自分の感じたことを表現してみてください。

朝の光がカーテンの隙間から入ってきて目が覚めた。しかし、セットしたつもりだった目覚ましをかけ忘れて寝坊してしまった。実はこの日の朝、"娘が起きて戦争のような忙しい状態になる前に少し自分の時間をとって運動をしよう"と思っていたのが出来なかった。寝坊して予定が早くも壊れてしまった。

こんな時の気持ちをとにかくネガティブに表現するとどんなセリフとか思い浮かびますか。

やろうと思っていたことが出来なかった。今日一日がもう台無しだというような感情が思い浮かぶかもしれません。「今日1日は悪いことばっかりだ」という感情に支配されていると、その後もネガティブな感情が続きます。

本来ならいつも7時に起きてくる娘さんがいつもより早い6時42分に起きてきました。

すると、「なんで早く起きてきたのよ。7時までは寝ていなさいといったでしょ」という気分になります。
今度はそういう中でパソコンを開けて最初のメールを開いたら、自分とプロジェクトメンバーが検証していた提案の企画が通ったというメールが来ていたとします。ただし「48時間以内に具体的な内容を付与して資料を最終化してほしい」というメールが来ていました。

これも「えーっ!!」と思います。ただでさえ寝坊して、一日が台無しだと思っているときに「48時間以内」にそんなこと考えられないという気持ちになってきます。

そんな状態でオフィスに行きました。オフィスに着くと先ほどのプロジェクトメンバーの一人が満面の笑みで駆け寄ってきて「予算付いたよ!これで来年度はいけるよね!」と笑顔で語りかけてきます。

そんな状態に対して徹底的にネガティブな状態だとどうなりますか。
カチンときて、「笑っている場合じゃないよ。あなた今からやること分かってる?」と言ってしまうかもしれませんね。これがネガティブな捉え方です。

繰り返しになりますが、同じ状況を今度は徹底的にポジティブに考えてみてください。

同じように朝の光がカーテンの隙間から入ってきて目が覚めた。セットしたつもりだった目覚ましをかけ忘れて寝坊してしまった。この日の朝、"娘が起きて戦争のような忙しい状態になる前に少し自分の時間をとって運動をしよう"と思っていたのが出来なかった。

これを徹底的にポジティブに捉えると、「まあいいか、切り替えていこう」「ああ、朝の光は気持ちいいな」「目覚ましをかけても起きなかったということは、それだけ熟睡できていたのかもしれないな」などの感情で始まるかもしれません。そんな状態で同じように娘が予定の時間より早起きをしてきました。

これをポジティブに向き合ったら「あらどうしたの?」と聞くかもしれません。「どうしたの?何かあった?何か不安なことでもあった?怖い夢でも見た?」と聞いて、「怖い夢みた」と言ったらそれを励ましたり、ちょっと抱っこしたり抱きしめてあげるかもしれません。そうすると、娘にとっても良いことをしてあげたという感情が出てくるかもしれません。

では、メールの件はどうでしょう。

ポジティブな状態で徹底的にポジティブに考えるとするならば、企画が通ったということを喜んでもうひと踏ん張りやろうと思うかもしれませんね。

笑顔で近づいてきたメンバーに対してもカチンと来ないで「そうだね。良かったね。48時間以内に資料を作らないといけないからこれからどうしようか。一緒に考えよう」と言うと思います。

ちょっとした感情のあり方で、同じ状況であっても捉え方が変わるということが日常的に起こっていませんか。やはりポジティブな状態の方が、その時々・その日の気分が良い感じがしませんか。これは当たり前のことです。「ポジティブ」というのは、実は自分自身がどんな感情でいるかということを自覚的にコントロールするということです。

この本には、ポジティブでいるメリットとして6つのことが書かれています。
1つ目がまず単純に「気分が良い」です。2つ目が「精神の働きを変化させる」です。捉え方・解釈を変えて働きかけをかけることで良い方向に向かっていきます。3つ目は、「ポジティブは未来を変えていく」。つまり、身体的にも精神的にも社会的にもよい状態になるわけです。4つ目は、「ネガティブにブレーキをかける」です。リセットボタンのような感じで、同じ状況でもリセットを押してあげることでネガティブな要素からポジティブに切り替わります。5つ目は「ポジティブの転換」です。そこからどんどん物事が好転していきます。6つ目は「ポジティブというのは意識的に増やすことができる」です。
その他にもこの本には、「取り繕わないこと」が大事だと書かれています。ネガティブな感情のまま無理に笑顔を作るのではなく、自分の純粋なポジティブな感情を掘り起こしてそれを表現することが大事です。ネガティブな感情を無理に消すのではなく、ポジティブな感情に目を向けます。これからこういったことをみなさんにも体験していただけるようにお話ししていきます。

では、今日のまとめです。
「ポジティブ」というのは取り繕うものではなく、自分の内なるポジティブな声に耳を傾けることです。

分野: グロービス経営大学院 リーダーシップ 組織行動 |スピーカー: 福田亮

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