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人との距離感を計れる人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

20/02/06

今日は、「人との距離感」について考えます。
前回「伝え方」についてお話しましたが、相手と会話する際には相手との適切な距離感が測れるかどうかが非常に大事です。普段生活していると初対面なのに馴れ馴れしい人がいたり、逆に何回も会っているのに堅苦しい人がいたりしますが、人と適切な距離感を捉える力は非常に重要です。距離感によって当然選ぶ言葉も変わってくるため、結果として距離感がマッチした時に「感じがいいね」と言われることになります。

適切な言葉を選ぶためにも相手との適切な距離感を理解できていることは非常に大事です。距離感には、物理的な相手との距離感と、心理的な距離感があります。

そもそも物理的距離感は非常に大事で、「なぜそんなに距離が近いの?」という人もいます
。「そんなに近くでしゃべらなくても...」というように感じる人がいると思いますが、これはパーソナルスペースの認識の違いです。パーソナルスペースとは、これ以上物理的に距離が近くなると不快に感じるという距離のことです。これは人間の縄張りみたいなもので、性別や年齢、あるいは文化によっても異なります。日本は、まだまだ色んな国や文化の人々と出会う機会が少ない国かもしれませんが、この先ダイバーシティが進む中で、社内・社外問わず色んな方と一緒にやっていく機会が増えていくことが予想されるため、相手にとって心地良い距離感を考えていく必要があるでしょう。

次に、心理的な距離感についても考えていきましょう。非常に当たり前ですが、心理的な距離感も実は身体的な物理的距離とほぼ同じと言われます。つまり、心理的に近い人とは物理的な距離も近くなるわけです。逆に心理的に遠い人とは物理的にも距離を取りたくなるわけです。

人間同士のトラブルが起きる時には、「距離が近すぎる、あるいは遠すぎる」かのどちらかのパターンで起こります。当然、距離感を測れる人は、近すぎず遠すぎない、丁度いい間合いを上手く捉えています。つまり、相手が求めているものを理解して合わせることができているということです。相手が中心になっているわけです。しかし、自分が中心な人は、自分の距離感で相手に近づいてしまいます。そのため、距離感を測れる人は、相手がどのように自分のことを見ているのかをまず正確に把握し、相手のパーソナルスペースを前提にしているわけです。

では、どのようにして相手のタイプを見極めたらいいのでしょう。
例えば、自分のことをオープンに話していくタイプなのか、あるいは自分のことはほとんど話さない人なのかなどからも推測することができます。その他にも、目を合わせてくれるか、体がどこを向いてるかなども一つの指標になります。つまり、相手とまずしっかり対峙して、考えて、観察して、相手が一体どういうタイプでどういう距離が望ましいと思っていそうなのかをじっくり考えることが重要ということです。

一つ落とし穴があるとすると、それはいつもの相手でも相手の体調や機嫌、直前に起こった出来事によっても適切な距離感が変わってくる場合があるということです。普段であれば全く問題のない距離であっても、今日は不快に感じてるという事があったりするわけです。一度適切な距離感をつかんだから大丈夫と何にも考えずに常に同じ距離で接すると、違和感が残ってしまうような場面もあるため、常に相手の状態を気にかけて、相手にとって適切な距離はどのくらいだろうと自分よりも先に相手を中心に考える姿勢が必要です。自分のことを振り返ってみてもらうとわかりやすいですが、やはり嫌なことが起きた後などは、そっとしておいてほしい気分になったりしますよね。自分もそうやって気分によって距離感が変わるということは、相手も同じだと繋げて考えましょう。相手から考えられるかどうかは、自分の意識次第です。頑張って取り組んでみてください。

そして、相手との距離感を捉えた後は、言葉遣いをきちんと使い分けていく必要があります。ちょっとした言葉によって急に馴れ馴れしく感じたり、怒ってるような印象を相手に与えてしまったりすることもあります。そんなことも含めて、どこまで言葉に対する感度を持ってるかも大事なところです。本当に人と人とのコミュニケーションは、難しいですが、あまり考えすぎて臆病にならないことも大切です。ここまで一対一のコミュニケーションにおける距離感についてお話ししてきましたが、そこに違う第三者が入ったときにはまた二人きりの時とは異なります。コミュニケーションは、人が増えていくとそれだけまた配慮しなければならないことが増え、なかなか難しいですが常に完璧を目指すのではなく、常に意識をする姿勢を身に着けていきましょう。

では、今日のまとめです。
距離感を測れる人は、どんな時も相手のニーズを理解しようとする意識を持っています。まずは、自分はどれだけ相手の立場を考えられているかを考えていくことが大事ではないかと思います。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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