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幸福・成功のための哲学⑭健康の法則3

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

19/01/29

 松下幸之助・稲盛和夫の哲学においては、「幸福」や「成功」が中心的なものとなっている。
 前者の幸福の例でいえば、例えば、松下幸之助では、「繁栄による平和と幸福」(PHP)の研究のために、周知のように、「PHP研究所」を設立し、様々な活動を行っている。ここでは、幸福とともに繁栄と平和とが掲げられている。他方、稲盛和夫では、京セラの経営理念として、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」として、物心両面の幸福を中心的なものとして考えている。

―健康の法則:「身体の健康の4要素」の続きー

1 心の健康
 昔から「病は気から」というように、身体が健康であるためには、その大前提として、気すなわち心が健康でなければならない。なぜならば、例えば、緊張すれば、心臓がドキドキし、脈拍が多くなり、また腹を立てれば、血圧が上がることは、誰でも知っているように、感情という形で心に感じたことは、身体じゅうを駆け巡り、直ちに生理的な反応を引き起こすからである。すなわち、心や感情というメンタルの状態が身体の状態に具体化する。この場合、因果論的には「心が原因で、身体の症状は結果である」。そこで、この心の健康のためには、後述の「積極性の意義」で説明するように、「心の持ち方」ないし「心の姿勢」として、どのような状況にあろうとも、心だけはいつもポジティブな状態に保ち、ネガティブなことは絶対に考えないというように、「心の姿勢を正す」ように努力することが大切である。そして、いつも明るく、前向きで、穏やかで、楽観的で、積極的な状態でいるという心の健康を保つことである。すなわち、心のレベルで病気にならないようにすることが必要である。このように、人生は身体で生きるものではなく、心で生きるものである。
 そして、日常生活においては、一般に言われているように、狭い自己の殻に閉じこまらず、「キョウイク」(今日行く所があること)と「キョウヨウ」(今日用事があること)によって、仕事、学校、趣味の会やボランティアなどの社会参加を通して、心に楽しみや生き甲斐などを持つと同時に、記憶力や判断能力などの「認知機能」を維持向上させることが健康で長生きのためには必要である。

心の健康
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2 食事(栄養)
 食事(栄養)面では、次のように、食べ物と食べ方の二つの側面とがあり、健康のためには、双方が重要である。
㋐ 食べ物
健康のためには、まず「食を正すこと」が大切である。そこで、歯や腸などの身体的な特徴から、人間は本来何を食物とする生物なのかを検討する必要がある。これに関して生物学的には、人間に近いチンパンジーなどの食べ物を見れば明らかなように、人間は本来果食動物であり、肉食動物ではない、といわれている。それゆえ、このことに従えば、表のように、果物、野菜や(未精白)穀物などを中心とした食事をすれば、健康に生きられるということである。したがって、高カロリーで高脂肪の西洋的な過度の肉食は、健康のためには避けた方がよく、伝統的な和食の方が、西洋的な食事よりも、理にかなっている。これは、我が国が世界的な長寿国の一つである、ということからも実証されている。

食物摂取の2側面
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㋑ 食べ方と歯磨き
 食べ物と同様に、食べ方も非常に重要である。すなわち、何を食べるかと共に、どのように食べるかということである。結論からいえば、第1に、食べ始めてから15分位たたないと満腹感神経が十分に働かないので、一辺にドカ食いするのではなくて、ゆ~くりと時間をかけて食べること、第2に、よく噛んで食べるということであり、一般に20回から30回位よく噛んでから吞み込むと良いといわれている。また、一般に噛んでいるときに出てくる「唾液は万病の薬である」ともいわれている。
 さらに、食後は30分以内に必ず歯磨きをするという習慣を付けよう。十分な歯磨きをしないために、虫歯や歯槽膿漏で歯が失われると、上手く食べ物が噛み砕けず、胃などに負担をかけることになるし、そもそも食事などを楽しめなくなる可能性もある。80歳まで少なくとも20本以上は自分の健康な歯を保ちたいものである。また、夕食は、遅くとも夕方9時台までに済ませ、寝る前に胃が休まる状態を作りたい。

3 休養
 健康にとって適切な休養は必須である。これは、例えば、不眠不休で全く休養を取らなければ、数日で命が持たなくなる、といわれていることからも理解できる。それゆえ、健康のためには、「休養の取り方を正す」ことが大切であり、休養にとって重要なことは、無理に働き過ぎず、適度の睡眠や休息をとることである。睡眠は、身体の休養やその新陳代謝のために必須である。これは、後述の「健康と資本・果実バランスの維持」のところでも、述べていることである。

4 むすび
 成功・幸福のための哲学においては、成功し、幸福に生きるために、「健康の法則」に従って生きることが大切である。

分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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