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幸福・成功のための哲学⑫健康の法則1

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

19/01/24

 松下幸之助・稲盛和夫の哲学においては、「幸福」や「成功」が中心的なものとなっている。前者の幸福の例でいえば、例えば、松下幸之助では、「繁栄による平和と幸福」(Peace and Happiness through Prosperity=PHP)の研究のために、周知のように、「PHP研究所」を設立し、様々な活動を行っている。ここでは、幸福とともに繁栄と平和とが掲げられている。他方、稲盛和夫では、京セラの経営理念として、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」として、物心両面の幸福を中心的なものとして考えている。

1 健康の法則
 人生の法則の第2で、前回までの「因果律」に続いて重要なものは、「健康」の法則である。これは、人生において健康は、最大の前提となるものであり、心身が健やかで良好であることを要求するものである。そして、これが確保されなければ、他のすべてのものは無益となり、幸せにもなれないし、成功もできない。すなわち、人生を楽しみ幸せに送るために、健康は大前提となる。この健康には、心と身体の二つの種類のものがあり、健康な生存を前提とした普段の日常生活においては、心の健康の方が身体の健康よりも重要である。そして、大病などをせずに心身とも健康に生きた場合、人間は生物学的に一般に120歳位まで長生きすることができるとされているので、少なくともその75%に当たる90歳位までは元気に活動したいものである。このように、幸せな人生を送るために、健康の取扱いは、極めて重要である。

2 健康の重要性
 誰でも知っているように、人生において健康ほど重要なものはない。健康を害してしまえば、すべてのものが無益となるであろう。このように、健康は人生を楽しみ幸せに送るための最大の大前提であり、生きる力の源泉である。ところが、知識としては、知っているが、現実に自覚している人は、どれだけいるだろうか。
 この本当の自覚度を判断するためには、例えば、日常的に身体を使って仕事をしていない人で、定期的に運動などをしているか否かで、それを判断することができる。運動をしていない人は、知識としては、健康は重要であると知っていながらも、それが、実際の生活の上では、自覚を伴った生きた本物の智慧となっていない人である。

3 健康の2側面
 このように、健康というと、すぐに身体の健康を思い浮かべるのが一般的である。勿論、これを否定するものでは、全くない。身体の健康があってこそ、充実した人生が送れるというものである。普段、幸せを感じるのは、例えば、皇居の千鳥ヶ淵や上野公園あたりを、春風に吹かれて桜の花を眺めているときのように、身体が健康であるときである。
 この身体の健康とともに、あるいはそれ以上に大切なのが、心の健康である。人生においては、心がいつも明るく、穏やかで、強くて、尊いという健康な状況であることが大切である。心が健康であれば、普段の生活もいつも新しいことに好奇心を抱き、挑戦的になれる。また、様々な人生の逆境に陥った場合でさえ、心が健康で元気があれば、その逆境を乗り越えていける。反対に、もし心が健康でない場合には、平時はともかく、逆境時には、心が折れてしまい。人生苦に打ちのめされ、自信と自尊心を打ち砕かれることにもなりかねない。それゆえ、常に文武両道的に心と身体の双方の健康を心掛けたい。

健康の2側面
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 なお、心は常日頃できる限り穏やかで、平安で心地よい状態に保つこと、他方、身体は、反対にできる限り小まめに動かすことに心掛けることも、健康の秘訣である。

4 職業としての散歩運動
 それでは、どのようにしたら普段あまり運動していない人が、運動をするという習慣づけ(「運動の習慣化」)ができるのか。
 これに関して、本当に健康の重要性を理解し、自覚している人にお勧めの考え方が、「職業としての散歩運動」というものである。すなわち、職業であれば、それを行わないわけにはいかないもの、必須なものとして散歩や運動を考える。このような考え方ができるか否かが、単なる知識として一生終わる人と、生きた本物の智慧として有効活用できる人との分かれ道(「運動習慣の分岐点」)である。なお、例えば、インド建国の父のマハトマ・ガンジーは散歩を日課としていた。
 ただし、これを義務として嫌々ながらやるのではなく、生きる力が湧き、体力に自信がつき、無病息災を目指した健康的な生活ができ、貯筋や貯骨もでき、アンチ・エイジングにも効果があるなど、様々な良い結果が得られるので、日々貯金をし、それが増えるのを楽しみとするのと同様に、運動を自主的に楽しみとして行うのである。運動したことは、そのまま忠実に健康の増進として、かつ他の仕事などの効率を上昇させることとなって、すべて自分に返ってくる有難いものである。そして、年を取れば、取るほど、反対に毎日の適切な運動が重要となる。すなわち、単に生きられるから生きているという「高齢者」ではなく、運動などによって元気で自らの意志で生きていく「抗齢者」(抗加齢者)になりたいものである。

5 むすび
 成功・幸福のための哲学においては、成功し、幸福に生きるために、「健康」の法則に従って生きることが大切である。

分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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