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幸福・成功のための哲学⑧

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

18/12/18

 松下幸之助・稲盛和夫の哲学においては、「幸福」や「成功」が中心的なものとなっている。
 前者の幸福の例でいえば、例えば、松下幸之助では、「繁栄による平和と幸福」(PHP)の研究のために、周知のように、「PHP研究所」を設立し、様々な活動を行っている。ここでは、幸福とともに繁栄と平和とが掲げられている。
 他方、稲盛和夫では、京セラの経営理念として、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」として、物心両面の幸福を中心的なものとして考えている。

1 人生の法則の概要
 人生を自己の進化向上によって成功し、幸せに生きるための正しい心の姿勢の内容を示す法則の概要は、次のとおりである。

人生の法則の概要
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  1. 「因果律」は、人生の法則のうちで最重要な根本法則であり、人生のみならず、あらゆる現象が説明できるものであり、縁起の法理や善因善果・悪因悪果を示している。この因果律の心境で人生を生きることが、幸せで成功した人生を送るために、最も大切である。
  2. 「健康」は、人生を考える上で、最大の前提となるものであり、これが確保されなければ、他のすべてのものは無益となる。そして、健康な生存を前提とした日常生活においては、心の健康の方が、身体の健康よりもより重要である。
  3. 「一切唯心造」は、心の姿勢(posture of mind)が人生のすべてを支配し、創り出しているという生き方の根本原理を示すものである。
  4. 「自他一如」は、人間や物事の関係についての正しい理解のために不可欠な考え方であり、すべてのものは、独立分離して個別に存在するものではなく、相互に密接に関連し、依存し合っており、全体としては一体の関係にあるというものである。この考え方に基づいて考え、行動すれば、社会や環境まで含めて、調和のとれた、平和で、幸せな人生を過ごすことができる、というものである。そして、これから自然に湧き出てくるのが慈愛・利他・和・シナジーなどである。したがって、これは非常に重要なものである。
  5. 「慈愛」は、自己を取り巻くすべてのもの(生物・無生物)に対する最高の心の姿勢を示すものであり、無条件で無差別の大きな愛のことである。これが人生におけるあらゆる思考や行動の動機や起点となった場合に、あらゆるものに対する万能薬となり、幸せや成功がもたらされる。なお、ここで慈愛とは、東洋的な慈悲と西洋的な愛を合わせた言葉である。
  6. 「本心良心」は、人生におけるすべての思考及び行動の正しい判断基準となるいわば羅針盤のような重要な存在である。これに基づいてなされた判断や行動は、正しいものとなり、幸せや成功が導かれる。
  7. 「積極性」は、一切唯心造をより具体的に人生に適用した場合における人生に対する心身の正しい姿勢ないし生き方を示すものであり、完全に積極的に生きることが幸せや成功をもたらす、というものである。それゆえ、これは、幸せや成功のためには必須のものである。
  8. 「潜在意識」は、一切唯心造を意識的に活用するものであり、これを正しく活用すれば、心に思い描いたとおりに夢などが実現するというものであり、幸せや成功の実現のための強力な源泉となる。それゆえ、これは、幸せや成功のためには必須のものである。
  9. 「空」は、人生で日常的に経験する苦しみなどをどのように考え、また対処したらよいのかを示すものであり、消極的な感情としての苦しみは、一時的に現象として現れているが、実体ないし自性はなく、一切唯心造の消極的側面として自ら作り出しているというものである。それゆえ、このことを明確に理解して、消極的な考え方を捨て、常に積極的に生きることが、幸せや成功をもたらしてくれる。それゆえ、これは幸せになるためには、必須のものである。


2 むすび
 成功・幸福のための哲学においては、成功し、幸福に生きるために、「人生の法則」に従って生きることが大切である。

分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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