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「ビジネスに関係した英語表現:手紙(2)」

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

13/05/27


今日はビジネスに関係した英語表現のシリーズで、手紙の書き方の2回目ですが、具体的な表現をいくつか紹介しましょう。

まず出だしの一言の表現です。私もそうですが、日本人は気候の挨拶など出だしの一言を書かないと気が済まないという人が多いので英語の出だしの表現、次に最後の締めくくりの表現、それから日本人的ではない最初に書くべき表現の3つをお話しましょう。

私達は、いかがお過ごしですかとか、先日は楽しゅうございましたとか書きます。ビジネスレターでは普通そういうことを書きませんが、ビジネスのコンテクストでも少し潤い的に書いても良さそうだという表現を2,3紹介します。

まず、これはアメリカよりはイギリスに多いのですが、I hope this letter finds you wellです。これはこの手紙が貴方はいい状態にある事を見つけられるといいと言っているので、要するにご機嫌いかがですかという意味です。メール等でもバリエーションは色々ありますが、イギリス人は頻繁にこの表現を使っています。

次に、初めて手紙を書く場合は別ですが、前回話した事やした事を引き合いに出します。例えば前回の何月何日の手紙ありがとうという意味で、Thank you for your letter of March- 17.3月17日の手紙ありがとうと入れます。ビジネスのやり取りですから、3月17日と日付を入れるのはよくあります。最後に、前回してもらった事を引き合いに出すこともあります。例えば、先週申込書を送ってくれてありがとうございましたという事ですが、Many thanks for sending me the application form last week. application formです。何とかformは何々の用紙ということです。こういうのを1つ入れたら、日本人も落ち着いて本題に入れるでしょう。

では、日本人的な一言を入れずにいきなり要件を切り出すときの言い方を1・2お話ししましょう。まず、注文をしたいときには1行目でいきなりそれを言います。注文したいものを言って、その後にいつまでにとか、いくつとか詳細をフォローします。英語はともかく結論を先に、全体のまとめとなる事を最初に書きます。そうでなければ英語の手紙とは言えません。日本では最初に詳細、最後に結論ですが、それは絶対に駄目です。特にビジネスのコンテクストではしません。

では、その注文のコンテクストを紹介しましょう。We are pleased to place an order with you for your newest model。 御社の最新モデルを注文させて頂きますという意味です。最初のbe pleased toは、喜んで何々するという意味で、こちら側が乗り気だという事を伝える表現です。それからorderは注文ですが、place an orderのplaceという動詞が中々出てこないでしょう。orderだけでも動詞として注文するという意味がありますが、英語ではこのようになるべく名詞で用いて、その前に軽い意味を持った動詞を付けるという言い方をよくします。こういう表現を英語では出して欲しいと思っています。

もう1つ紹介しましょう。最初に英文を言ってみましょう。we have learned from a newspaper article that you'll looking for a business partner in Japan。 お分かりになりましたか。we have learnedは、私たちは知りました、from a newspaper article、新聞の記事から知りました、何かというと、you'll looking for、御社が探していらっしゃる、a business partner in Japan、日本でビジネスパートナーを探していらっしゃると知りましたという意味です。この後の要件 は、私が応募しますから詳細をお話しましょうとなります。

最後の締めくくりの表現ですが、これは色々なものがあり場合によっても違うので、用意 したものは羅列するだけになります。返事が早く欲しい場合、we would appreciate your prompt reply.御社の素早い御返事を私たちは評価いたします、つまり、よろしく早く下さいねという意味です。次に、返事が早い事を祈っておりますと言う意味で、I am looking forward to hearing from you soon. looking forward to、look forward toというのはよく出てきますが、期待するという表現です。それから頼んだものを予め御礼をする時に、thanks in advanceという表現を使ったりします。その他いくつか表現がありますが、また次回紹介しましょう。

今日のまとめですが、日本人的な出だしはあまり必要ではありませんが、潤いを与える意味ではあってもいいと思いますので、使ってみてください。そして最初は要件 をまとめた一文で切り出し、結論を先にもっていか ないことです。そして、終り方は丁寧にということです。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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