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覚えておきたい英語表現~ビジネス表現のさわり1(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

11/03/25

今までは覚えておきたい英語表現と題しまして、今まで色々な場面で使う英語表現をお教えしてきましたが、意外にビジネスで使うものというのはなかったように感じられているかもしれません。今までやってきたシリーズというのは大学1年生、2年生の教科書の中にあったものを中心に取り上げてきています。今回もその中に取り上げられている一部のビジネスに関係している表現の代表的なものを軽くご紹介して、またいずれビジネスの表現の特集を組みたいと思っています。
ちなみにビジネス英語にピンと来ない表現があるかというとそうでもありません。例えばある学問の世界の特殊な言い方であれば、他の人が聞いても全く分からないということがありますけれども、ビジネスの表現は聞いて分からないこということはおそらくないと思いますので、慣れればそんなに難しいものではないだろうと思います。
それでは、今日はビジネス表現のさわりということで、商談で使う表現についてお話していきます。ごく簡単にお得意さまのところへ行って商談をまとめてくるといった時に出てきそうな表現をいくつかみて、こんなのがビジネス表現かというような印象を持ってもらえれば今日はいいかなと思っています。

■商談する 

まず1つ目は商談するという表現自体ですが、動詞 discuss (議論をする)を使った表現です。discuss business というような表現を使います。discussion という単語と一緒ですね。discuss というと、日本人が聞くとかなり固いことをやっているように聞こえますけれども、話し合うという時に使うような、ごくごく普通に使う表現ですので心配なく使ってください。例文をお話します。 I discussed business with a section chief. section の chief、つまり課長さんと商談をしましたという文です。

■交渉する 

次は、交渉をする、です。これは皆さんご存知の negotiate。スペリングに気を付けて下さい。ネゴ、とよく略して使うことがありますが、これはもう想像通りの使い方で、negotiate の後に with 誰々、about何々という風に使います。about は on でもいいと思いますが、「その人と条件について交渉した」という例文だと I negotiated with him about the condition. という表現になります。

■注文をとる 

それでは3つ目の例文です。商談をするということは、注文をとりたいわけですね。注文をとるという表現です。注文は order という名詞を使うのは分かると思いますが、動詞は take を普通使いまして take an order と言います。t、が破裂するような音、と言ったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
その反対に、注文をする方ですが、これには色々な言い方があります。フォーマルな表現としては、place an order というように place という動詞を使います。これが割と知られていないかもしれませんね。レストランなんかでも同じです。ウェイターさんは take an order しますし、お客さんは place an order をするわけです。
注文をとったという表現は manage という、何とか苦労して~する、という表現をくっ付けまして、I managed to take an order. というように、何とか注文を取ることがうまくいったという表現を使うといいでしょう。

■約束をとる 

次に4つ目です。注文をとるためには商談が必要で、商談をする為には会う約束が必要ですね。「面会の約束をとる」という表現です。appointment、日本語でも略語でアポといって使われますね。appointment、これに動詞の make を付けまして make an appointment で「約束をとる」という表現になります。何の約束をとるかというと会う約束ですから、不定詞 to see 誰々、というのを付けまして、make an appointment to see 誰々 として、誰々に会う約束をするという表現になります。それでは例文でいきましょう。I’d like to make an appointment to see. あなたにお会いするお約束をいただきたいのですけども、という表現ですね。

■上司と相談する 

続いての表現ですが、商談をしていて上司と相談する必要が出てくるところがありますね。自分では返事がすぐには出来かねるということがあります。そういう時に使う2つの表現です。まずすぐには返事できません、という表現ですが、柔軟に解釈して I cannot answer you. といってもいいのですが、私では決断をする権限がないというような表現を使ってもよくて make a decision right now を否定にしまして、
I can't make a decision right now. という表現でもよいです。これはいい表現ですので覚えて欲しいです。こちらの方が少し柔らかくなります。cannot answer というと何かちょっとぶしつけな感じがしますので。
その後に「すぐ上司に確かめます」ということですが、確かめるという表現 check を使いまして check out、これはホテルなんかの check out と違う用法ですが、check と out の間に代名詞として目的語を入れまして、その後に前置詞の with を使います。上司に確かめますよ、確かめておきます、という表現は I'll check it out with my boss. というような表現が標準でしょうか。check it out はよく日本語として使っている人もいますけど、そこに with を付けて、誰に確かめるのかというふうな意味になるということです。

■断る 

続いては、先程の面会のお約束の続きみたいなものですが、何時に会いたいがと言われても会えない場合があります。そのお断りの表現なのですけども、もう既に先約があるという場合の言い方です。さっきの appointment を使いまして、先約の先に当たる previous 前の、という形容詞を付けます。I have a previous appointment. こう言うと「先約があるのですよ」、という表現になりますね。覚えておいてください。

■予定を聞く 

では最後に、明日ご予定ありますか、なんて聞く時はどうでしょう。簡単にこんな表現はどうでしょうか。What are your plans for tomorrow? 明日のご予定は何ですかと。これはシンプルで分かりやすい表現だと思います。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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