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覚えておきたい英語表現:両替・銀行編(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

11/02/28

今日も覚えておきたい英語表現についてお話します。皆さん、旅行など海外へ行かれることが多いと思いますが、今日は両替をしたり銀行に行ったりといった時の表現に少しだけ触れたいと思います。そして私の体験も少し交えてお話できればと思っています。
普通、観光客として行く分には、向こうで口座を開設したりとかということはありません。1年を超えるような長期滞在の場合に開設することが多いのですが、そのときに必要になるような口座の関係の簡単な表現と、海外で観光客としてお金を両替する時の簡単なエピソードのようなものについてお話しようと思っています。

■銀行口座の開設 

まず銀行口座です。口座のことを英語では、accountといいます。開いたり閉じたりするのはそのまま open と close で、open an account や close an account のように使います。次に銀行に行ってお金を入れたい、引き出したい、というような表現についてですが、お金を預ける時は deposit を使います。これを名詞として使うこともありますし動詞として使うこともあります。最近は日本語でも一時預かり金という意味でデポジットという言葉が使われますね。それから下ろす方は、引き出すという動詞で withdraw が使われます。~と一緒の with に、描くの draw をくっ付けて withdraw といいます。少し難しい単語ですね。

■お金の出し入れ、振込みの表現 

それと海外に行って、ATMを使われてその中にお金を入れたり出したり、ということをされると思います。ATMは本当の英語でして、海外でもATMで通用しますが、あれは何の略かというと、automatic teller machine 、の頭文字 a、t、m をとっています。tell、というのはしゃべるという意味ですが、出納するという裏の意味もあります。銀行に行くとよく窓口のところに、teller、と書いてありますね。それを知っていれば別に驚くべきことではないのですが、teller といってもおそろしい方の terror とは違います。
また、振込みをすることは結構あると思います。海外に行く人に送金しなきゃいけない、逆に海外から自分の家族に送金しなきゃいけないという。これは transfer といいます。これは聞いたことがあると思います。動詞として使っても名詞として使ってもできます。私も結構海外の送金というのは例の英語学術研修で毎年やっていまして、あれで結構なお金を振り込みます。場合によっては1千万円を超えるような金額を送るので緊張しますね。多分個人でそういう金額を日本から海外に向けて送金される方は少ないかと思いますが、1千万円を超えますと、一般的な手続きと違って厳重に本人確認をされたりして、結構時間がかかりますね。どうもお店の中で済まなくて本店の方に確かめて、そこからまたどこかへ照会するというような手続きがあるらしいです。私はいつも大体1時間から1時間半ぐらいみて行きます。
1千万となるとその時のレートが、1日違ったら大分差が出るなんていうことがあります。ですからレートの動きを見て、今日は割かし有利じゃないかという時に出掛けたりします。それはレートがちょっと違っただけで、やっぱり何十万と違ってきますし、それだけ学生さんにも負担が変わってきますので。なかなか難しいところです。

■レートについて 

英語の話として少しずれてしまいますが、送金する時のレートっていうのがありまして、一般に今日はいくらいくらです、とテレビ等で報道されているレートとは少しずれると言われています。ですので、これこんなに高かったっけとか、こんなに安かったっけとか少し思うこともあります。
それから実際に、皆さん銀行へ行ってお金を両替する時に、あれ、テレビの報道と違うなと思われたことがあると思いますが、銀行で現地の通貨を売ってもらう時、逆にこちらが持っている通貨を買ってもらう時のレートというのは、そのテレビで報道されているレートと全然違います。例えばある日のレートが1ポンド140円前後だった時に、銀行が買ってくれる値段は120円くらいです。そして売ってくれる値段は145円くらいという感じです。この中にかなり手数料が含まれているということになります。そこで、どこの手数料が安いかと考えるわけです。空港や空港の直前にあるところが1番割が悪いということは皆さんご存じだと思います。逆に例えば、現地へ行かれてどこが安いかというのを調べてみるのも面白いと思います。
あとは現地に行った時に、換金するのが1番多いと思います。日本の1万円札を出して、これを両替してくれという感じで change と言えば通じるわけですが、ちゃんとした言い方を1つ覚えるとすると、払い戻しの refund もしくは reimbursement という単語を使って、Can I have a reimbursement on this, please? と言います。on this というのは、これについてという意味で、クーポンのようなものやトラベラーズチェックなどを見せていいます。あるいは refund を使えば、Can I have a refund on this, please? という言い方になります。銀行ではこういうちゃんとした表現を使うとかっこいいですね。

■イギリスでの注意 

イギリスでは両替する時にパスポートを要求されるので、いつも持ち歩いて下さい。それから1日当たりに換金できる金額に制限があります。私が去年行っている段階では250ポンドでしたが、持っている現金を何でもぱっと変えられるというわけではありません。ただ、250ポンドというのはもしかしたらトラベラーズチェックを換金する時の制限かもしれません。
もう1つ注意ですが、イギリスはバンクホリデーというのがありまして、1年に何回か月曜日がお休みになりまして土、日、月と3連休になります。日本でいうゴールデンウィークに近いものですが、それに注意する必要があるということですね。

■小切手と通帳に関する表現 

小切手はたまに使う方もいらっしゃると思います。小切手は check ですよね。スペルがイギリスだと ck のところが que が入っている別のスペルになったりしますが。小切手を切るという時はさっきの draw を使って draw a check と言います。小切手を切るというのは僕らにはなかなかする機会がないですね。
最後に、通帳は bankbook といいます。銀行の本。それを更新する時は renew という動詞を使って Could you renew my bankbook, please? などといって頼むということになります。


これから春休みなどで海外旅行へ行くという方は多いと思いますが、銀行などでこういう場面がありましたら是非使ってみて下さい。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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