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永池克明教授一覧

中国における日本企業の戦略展開状況(5) (中国ビジネス/永池)

06/10/18

今回も日本企業の中国の市場おける
戦略についてお話したいと思います。
今日はこれまでに上がっていなかった、
アニメやマンガ、ゲームといった
コンテンツ産業に関する動向を紹介します。


■コンテンツビジネスは宝の山
アニメ、マンガ、ゲーム等の関連企業の将来の市場規模は
400億元(約5600億円)といわれています。
さらに、これらから派生するキャラクタービジネスも含めると
約2.5倍の1000億元(約1兆4000億円)に達する、
非常に巨大なマーケットとなります。
日本企業はこの市場を狙って、
これから進出が盛んになっていくものと思われます。


■アニメーションの進出と規制問題
コンテンツビジネスの中でも
代表的なのがアニメーションです。
最近の事例を挙げますと、
上海のメディア大手企業であるSMGが
日本のアサツーDKグループから
「テニスの王子様」というアニメ作品の
中国における放送権、キャラクター製品の商品化と販売権、
そして音楽映像ソフトの出版権といったものを
取得してビジネスの展開を行っています。
「テニスの王子様」は、集英社が発行する
週刊少年ジャンプに連載されている人気漫画を原作としたアニメです。


このアニメの正式放送開始に当たっては、
上海市、SMG、アサツーDK、集英社による共同会見が開かれ、
現在では上海、北京などの15のテレビ局で放送されています。


今後も、他の企業が日本でも人気のあるアニメ作品を
拡販しようとしている動きが出てくるでしょうが、
中国では国内企業の育成を優先するために、
外国製のアニメの放映が非常に制限されるという問題があり、
日本企業はそのような法規制の網を掻い潜る必要があります。
しかし、既にいくつかの企業は
上手に国際提携を行いながら、戦略的に参入しています。


■アミューズメント施設への日本企業の参入
ゲームソフトの開発やアミューズメント施設の
運営を行っているセガは、
今年の5月に24億円を出資して
上海の百貨店と合弁会社を設立し、
上海の百貨店に「プレイヤーズアリーナ」という
非常に大きなアミューズメント施設を開設しています。
こちらでは最新のゲーム機を
250台も揃えて顧客を集めています。
同社は現地企業を上手く取り込むことで、
市場の開拓や拡大を成功させているといえます。


また、ゲーム産業では海賊版の流通といった
知的財産に絡んだ問題が指摘されていますが、
日本企業は工夫を凝らして、
現地政府と折衝しながら知的所有権を
保持する戦略を立案、実行しています。




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分野: 永池克明教授 |スピーカー:

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